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札幌の英検・IELTS対策塾「サンフレンズイングリッシュ」です!
まだまだ日本人に馴染みが無い感の強いIELTSですが、世界規模で見ると過去10年間でIELTS受験者数はなんと2倍以上に倍増しており、イギリスやオーストラリアなどはもちろん、かつてはTOEFLが主流だった北米の大学や大学院進学でも続々とIELTSが採用されており、それに伴って海外への進学を目指すIELTS受験者の方も日本でじわじわ増えてきているようです。
サンフレンズイングリッシュでは札幌や札幌近郊にお住まいでIELTSを受験する方々へ対策コースを提供しておりますので、これまでの受講生さまにお伝えしてきたアドバイスをここでまとめます。
ページの目次
IELTS最低語彙数は3000語、可能なら8000語以上を目指したい
語彙数 | 備考 | |
---|---|---|
中学3年間で習う英単語 | 1200語 | 中学のレベルにも依存 |
高校3年間で習う英単語 | 1800語 | 高校のレベルにも依存 |
IELTSの英単語 | 3000〜5000語 | 6.0以上などのスコアを狙う場合は必須 |
上記の画像と表はそれぞれの教育機関で習う語彙数と、IELTSで多くの方が最初の目標とする5.5〜6.0取得のための目安語彙数をまとめています。
IELTSの試験に挑むスタートラインに立つためには、まず高校までに習う3000語程度の語彙数を習得していなければなりません。
IELTSは英検のように受験級ごとにテスト内容が異なるのではなく、TOEICやTOEFLのようにどのレベルの人も同じテストを受けます。従って、テスト中に簡単な単語と難しい単語の両方が混在するので、難しい単語のみではなく基礎的な高校までで習う単語もしっかり習得する事が必要ですね。
それに加えて、例えば6.0以上などのスコアを取得するためにはIELTSで出題傾向の高いアカデミック分野などの英単語など、延べ3000〜5000語は習得しておく事を推奨しています。
従ってIELTSで6.0以上を目指すなら、8000語以上は覚えておかないといけません。
ただし、もちろん語彙数は多いに越した事はないですが、リーディングなどで自分が知らない単語が出てくるのは当然中の当然です。いつまで経っても分からない単語はゼロになりません。8000語覚えても本番では分からない単語は出てくるでしょう。
ぼんやりとした表現にはなりますが、基礎英語力が一般平均より多少高い方でもこの現象は確実に起きます。
従って、語彙力は可能な限り多く蓄積しつつ、わからない単語が出てきた時でも意味を文脈から推測しながら問題を解き続ける練習も重要です。
しかし、もう一度言いますが語彙力は多いに越した事はありません。
極端な話、例えば長文問題の中で全ての語彙を把握できている状態と、単語の意味が分からなくて文脈から推測しなければいけない箇所が10ヶ所あり疑心暗鬼な状態とでは、肝心な問題回答に注げる集中力とエネルギー、回答の導きやすさと、自分の導き出した回答への確信度が全く異なるのは想像に難くないですよね。
語彙を増やす事は、やる気次第で比較的環境制約も少なく(スマホさえあればバスの中でも出来る)誰でも時間をかければいくらでも向上出来る所なので、サンフレンズのIELTS受験者の皆さまには「語彙を徹底的に増やす」ということを徹底して頂いています。
この記事を読んでいるIELTS受験を考えている方もまず時間を惜しまず単語学習を行なってほしいと思います。
人間の記憶のメカニズムを理解して単語の反復学習をする
誰もが口にしそうなありふれた表現になってしまいますが、10000語に近い多量の英単語を身につけるにはシンプルに「反復練習」を実直に継続する必要があります。
しかし、ただがむしゃらに反復学習をするのではなく、人間の脳の記憶の仕組みを少し把握してから学習を進めるとより効果的です。
人間がどのようにして記憶を蓄積していくのかを研究したドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスの発表した「エビングハウスの忘却曲線」があります
この研究結果をまとめると以下の2点になります。
「復習なしの一度きりの学習だと、数日でほとんど全て忘れる」
「復習をする事で、忘れて行く速度が緩やかになり、長期記憶となる」
これらを踏まえた上で、次の項からどう語彙の反復学習をすれば良いのか見ていきましょう。
ステップ1:IELTSに準拠した単語帳を用意する
紀伊國屋などの比較的大きな書店に行けば、5~6種類のIELTS単語帳が販売されているので、立ち読みをしながら自分が「これなら読みやすそう」と感じる単語帳を一冊選びましょう。
筆者、私自身はIELTS対策を行う過程で、気がつけば3~4冊のIELTS単語帳を揃えてしまっていますが、基本的に単語帳を複数買う必要は無く、一冊を端から端まで極める事を目指すのが良いでしょう。
もし高校までの語彙力に自信がない方は高校までの英単語をサッと復習する事を強く推奨いたします。
基礎単語が無い状態でIELTS関連の単語(学術的な内容)のみ学習しても、単語が難しすぎて効率的に覚えられません。
ステップ2:音声を聞きながら、単語帳を読む、音読する
まずは1日100〜200単語目安に学習を進めましょう!(寝る前が効果的!)
本を眺めて黙読するだけではなく、どの単語帳にも付属している音声データを再生し、その音声を真似して音読するようにして下さい。
なぜなら目で見た視覚情報だけではなく、聴く、自分で話すなどの聴覚データなど、多種多様な言語的刺激を脳に与える事が長期記憶を形成するのに役立つからです。
また例文を活用した単語学習も積極的に取り入れましょう。
単語単体だけでなく、例文を活用して学ぶ方が記憶に定着しやすいことに加え、同じ単語でも複数の意味を持ち、文脈によって意味が変化する単語がほとんどですので、それらを理解するためには文の中でその単語がどう使われるのかを知る必要があります。
そして類義語も一緒に覚える事がIELTSには不可欠です。
例えばリーディング問題の中には、パッセージ中と問題文でキーになる単語が類義語に言い換えられているケースが多々あります。
スピーキングやライティングで同じ単語を繰り返し使用してしまう事もスコアに影響してしまうので、同じ意味の単語でも複数のバリエーションが必要です。
例)軽減する
- mitigate
- diminish
- reduce
- alleviateなど
ステップ3:何度も繰り返す
完全記憶能力でも備わっていない限り、単語帳をどれだけ入念に読み進めても、1回で全部覚えられないのは当然なので、覚えるまで何周も繰り返して読み進めるようにしましょう。
先程画像で示した「エビングハウスの忘却曲線」が示す通り、復習をしなければ記憶はどんどん消えていくので、例えばご自身のIELTS単語帳コンテンツを全体で5グループに分けて、定期的にそのグループ分けに沿った復習をするのも効果的な学習スタイルの一つです。
単語を覚える作業は楽しい勉強とは言えず、むしろ地道な作業ですよね。
ただ、残念ながら短期間で簡単に、人間の脳で飛躍的に語彙力を増やせる魔法のような方法は、現在の科学では確立されていません。
これは当校の受講生さま皆さんにお伝えしている言葉ですが、「誰でも出来る事をどれだけ突き詰めてやり続けられるか」これが全てです。
ステップ4:自分で例文を作る
ここまでのステップ3までを徹底して継続すれば、それらの単語を徐々に「読む/聞く」時に理解出来るようになっていくでしょう。
しかし「書く/話す」時に自分の言葉として運用できるようになるためには、自分でアウトプットするトレーニングも必要です。
そこでご提案しているのが「単語帳に習いながら自分で例文を作る事」です!
これを行えば、自分がその単語を使う時はどんな事を表現するのか、どんな話題の時に使えそうかなどのイマジネーションが膨らむので、記憶としてその単語を定着させるためにももちろん、効果的な英語発信自主トレーニングになるでしょう。
単語帳以外も活用しよう
この記事では語彙の習得にフォーカスしてお話ししていますが、IELTSで「この単語の意味はなんですか?」と言う問題は出題されず、単語はあくまでも試験に取り組む時に役立つ知識のひとつです。
単語学習は効率的なIELTS対策の一つですが、あまりにも単語学習に偏ったIELTS対策を行なってもスコアは思うように伸びません。
習得した単語力を活用しながらリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4科目の問題を解かなくてはいけないため、過去問や予想問題に取り組んで実践演習を行う事も欠かせません。
その他にもBBC(イギリス版NHKのようなキー局)のホームページでは無料でいくらでも英語の記事を読めますし、ABC NEWS(アメリカの有名ニュース番組)はYoutubeで24時間無料ストリーミング放送しているので、そういった無料の英語情報に触れる機会を増やす事でも語彙力はもちろん、英語総合力の向上に直結するのでお奨めです。
札幌でIELTS対策をするならサンフレンズイングリッシュ
サンフレンズイングリッシュは札幌駅から徒歩1分の教室にて真剣にIELTSで目標スコアを出したい方へ向けてIELTS対策を提供する英語スクールです。
IELTSを受験する方はそれぞれ違った英語レベル、目標スコア、試験までの残り日数、得意と不得意がありますので、当校ではそれぞれのニーズに合わせて4種類のIELTS対策コースを用意。
IELTSを知り尽くした講師、スタッフからフルカスタマイズの対策授業が受けられるので「◯月までにIELTSで○.○のスコアが必要!」という方は是非当校で対策しましょう!