はじめまして。2022年6月から「UFP (Ukraine Friends Project) 」に参加している大学生のMIKUです!私は主に授業の補佐、日本での生活のアシストをしています。
ウクライナから日本へ避難された皆さんにとって、「日本で知り合った1人の友達」として、主に心の面での支援ができればと思い、このプロジェクトに参加しています。
英語授業
毎週、初めの1時間は英語の授業をしています。ウクライナも日本と同じように、英語は第一言語ではありません。そのため、日本人と同じように、全ての人が流暢に英語を話せるわけではありません。
私たちが暮らす北海道では、買い物や標識・案内など生活に必要な場面では、日本語と英語が一般的ですよね。ウクライナ語を母国語とする皆さんにサンフレンズでは、英語を使うゲームなどを通して、英語に触れる機会を提供しています。
日本語授業
英語の授業後は、2時間日本語の授業を行います。ウクライナの方々の中には、平仮名カタカナを既にマスターした方もおられます。最近は「宿題をもっと増やしてほしい!」といった声もあり、中には日本語能力試験N5に挑戦する方もいます。
私自身も英語を含め3か国語を勉強しており、その中で感じる事はやはり、「言語の取得は終わりがなく難しい」ということです。特に、文字も違う発音も違う日本語のような言語を勉強するのは、とても大変なことだと思います。
また、日本語を教える難しさも痛感しています。国語の授業以外で日本語を学んだことがない日本人は、成り立ちや細かな文法を伝えることを、難しいと感じるのではないでしょうか?
この日は、「い形容詞」と「な形容詞」について学習しました。「あたたかい」→「あたかかくなります」のように変化するものと、「べんりな」→「べんりになります」のように変化するものがある、というものです。しかし、「い」で終わる言葉といっても「きれい」を「きれく」とは言わないので、難しいですよね…。
アクティビティ
授業の最後にはいつも交流機会としてゲームを行っています。
授業で学んだ日本語を使って会話しながら、毎週異なるゲームを楽しんでいます!この日は、巨大ジェンガをしました。
この時間は皆さんの笑顔を特にみることができるため、嬉しいです。
支援活動を通して
人とコミュニケーションをとる時、まずは「伝えたい!」という気持ちが大切ですよね。学校で英語などを勉強しはじめた時、簡単な単語だけなら理解できるのに…!といった経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
一番誰でもできることは…
はっきりゆっくり話す!
私たちは日本人同士で話す時でも、「はっきりゆっくり簡単な表現で話す」ことを心がけています。なにを話しているのかわからない、コミュニケーションの輪に入れない時、不安に感じませんか?
その場にいる全員が輪の中にいるということは、簡単なようで難しく、しかしとても大事なことだと思っています。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!