IELTSとTOEFL iBTを徹底比較

海外の大学や大学院進学のためには指定された英語試験のスコア提出が求められます。その中で人気を二分しているのがIELTSアカデミックモジュールとTOEFL iBTです。当校サンフレンズイングリッシュでは両方のテスト対策レッスンを提供しておりますが「どちらの試験が自分に合っているのか?」「どちらの方が簡単?」と疑問に思われている方がとても多いので、このコラムではIELTSアカデミックとTOEFL iBTについて比較してみました。

IELTSとTOEFLの概要比較チャート

TOEFLとIELTSアカデミックの試験内容はほぼ同じで、どちらとも学術的な英語の4技能を計測しますが、試験の構成は異なっています。TOEFLはほとんど選択問題ですが、IELTSは単語やセンテンスで回答、エッセイ、穴埋め問題、選択問題など、さまざまなタイプの問題が出題されます。

さらに、TOEFLは完全にコンピューターで行われるため、実際の人間とやり取りする必要がありません。またリスニングとリーディングは全て選択問題ですので、難しい問題で分からなくても運試しで正答を選べる可能性があるという人もいます。しかし一方でスピーキングでは自分の話した内容に対する聞き手のリアクションが確認できないので、やりにくいと感じる人も多いようです。
IELTSのスピーキングテストは、試験官と対面して行うので緊張する人もいるでしょう。しかし逆に、試験官がフレンドリーで話しやすかったという人もいます。

IELTS TOEFL iBT
テスト形式 筆記試験(東京ではオンラインも) 自宅などでオンライン形式
テスト時間 2時間45分(待ち時間が発生する場合あり) 3時間15分
スコア形式 9.0が満点 120満点
採点方法 自動採点と試験管による採点 自動採点と試験管による採点
試験料金 約¥25,000 約¥25,000
スコア提出可能な教育機関など 世界に11,000以上 世界に11,000以上
IELTS
ライティング 60分 2タスク
リーディング 60分 40問
リスニング 30分+回答を転記する10分 40問
スピーキング 11-14分 3セクション
TOEFL
ライティング 50分 2タスク
リーディング 54-72分 30-40問
リスニング 41-57分 28-39問
スピーキング 17分 4セクション

ライティング部門の比較

IELTSとTOEFLのWritingテストには、それぞれ2つのタスクがあります。

IELTS Academicのライティングタスク1は、グラフ、チャート、テーブル、ダイアグラムで表現された情報が出題されます。20分でタスクを完了し、150単語以上書かなければなりません。タスク2では、40分間で250単語以上の文章でテーマに関する自分の意見を述べます。タスク2はタスク1の約2倍の点数で採点されます。ペーパーベースのIELTSテストを受験する場合は、どちらのタスクも手書きで作成する必要があります。

TOEFL iBTのタスク1はIELTSと大きく異なります。このタスクは、リーディングとリスニングの両方が統合されています。短い文章を読み、短い講義を聴かなければなりません。そして読んだり聞いたりした講義内容に基づいて、まとめた内容を書かなければなりません。タスク2は与えられたトピックについて、個人的な経験や意見に基づいたエッセイを書くことです。ライティングのテストは合計50分です。

リーディング部門の比較

IELTSアカデミックReadingテストには、3つのパッセージがあり、合計で約2750単語の長文を読む必要があります。パッセージ1と2はそれぞれ13問あり、パッセージ3は14問あります。パッセージは、書籍・雑誌・新聞・ウェブサイトの記事などから出題されます。難解で見た事がない単語が出てくる事も珍しくないですが、その単語の意味が分からなくとも話の内容を読み取る事が出来れば質問に答えることができるようになります。「単語の意味を和訳せよ」といった問題は一切出ません。

TOEFL iBTでは、3つまたは4つのリーディングパッセージがあり、それぞれ700語程度です。各パッセージには10問の選択問題があります。IELTSと同様、パッセージで扱っている内容を完璧に理解する必要はなく、話の流れに基づいて質問に答えることができます。

リスニング部門の比較

よくある話のひとつとして「IELTSはイギリス英語、TOEFLはアメリカ英語」というものがあります。しかし実際にはどちらのテストも様々な英語のアクセントを採用しています。例えば北米、英国、オーストラリア、ニュージーランドなど英語圏の様々なアクセントのある英語が使われます。

IELTSのリスニングセクションは、4つのパートに分かれており、それぞれ10問ずつ出題されます。パート1と2は一般的な会話分から出題されます。パート3とパート4は学術的な内容が多いです。またパート1と3は複数の人が話すのに対し、パート2と4は一人だけが話すモノローグです。

TOEFL iBTテストには、講義と会話の2種類のリスニング項目があり、どちらも大学で聞いたり使ったりすることがあり得る内容の英語が使われています。テストは以下のような構成になっています。

  • 6問ずつ出題される講義音声が3~4個
  • 2人のスピーカーとの会話(1つの会話あたり5問出題)

スピーキング部門の比較

2つのテストの主な違いは、IELTSスピーキングテストは、試験官と対面で行われることです。そしてテストは採点のために録画されます。

IELTSのスピーキングは3つのパートに分かれています。パート1では、個人的な情報を伝え、日常的な話題について話し合います。パート2では、与えられた題材に対して1分間の準備の後に1分半〜2分のスピーチをするタスクが与えられます。その後、2分間で自分の話をします。最後のパートは、パート2でスピーチをした内容に関連したトピックについて試験官とディスカッションを行います。

TOEFL iBTテストでは、問題を聞いてから、マイクに向かって自分の答えを話します。答えた内容は後日、AIと実際の審査員のダブルチェックという組み合わせで採点されます。
提示された質問に対して自分の意見を答える問題の他、TOEFL独特の混合問題(文章を読んで、音声を聞いてから、その要約について話すという問題)も複数出題されますので、慣れるまで練習が必要です。

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今回はIELTSとTOEFL iBTの比較ということで、両テストの違いなどをご紹介致しました。
一般的にはIELTSの方が対策しやすいという方が多いですが、人ぞれぞれ向き不向きがあるので、ここでお伝えした情報のみで判断するのではなく、実際に過去問や模擬問題を解いたりしてみると良いと思います。
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